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       ズバリ、E46///M3の魅力 






    一口で言うならば、どのシチュエーションでも優等生

   高速走行においては並の車両よりも気持ちよく、そしてパワフルな走りを堪能できる。
   そしてタイトなコーナーの続く峠道においても、そのしっかりとした足を実感でき、スポーツ走行
   の要求にしっかりと応えてくれる。
   大馬力車における直線は気持ちいいが、ことコーナーでは重い車重がためかなりコーナー手前
   からのブレーキ、そしてガッチリと速度を落としてのコーナー中なんてこともない。
   また、ライトウエイトスポーツ車両ではコーナーのフットワークはいいのだが、ストレートで極度の
   ストレスが溜まる、そんなこともない。

   無論、それぞれの分野で上を見たらM3よりも得意とする車両はたくさんある。 一番ではない。
   しかしどこもそつなくこなす上、それでもジャジャ馬的要素も兼ね備えた、ロードゴーイングでは
   十分以上のポテンシャルを持っているのがこの ///M3 なのである。




       
       


    直列6気筒 NA エンジン最強 の E46 ///M3 32-6S 。

   このクラスでここまでバランスの取れたエンジン、滑らかな吹け上がり、そして直6最強を唱える
   ことができるのがこの 32-6S エンジンである。
   V型が主流となる昨今、このクラスの排気量ではとても扱いやすく、直6独特の吹け上がりを堪
   能出来る E46 ///M3。
   Mクーペなどにも搭載されているが、5人乗りのファミリーで、あるいは突然乗員が増えたとして
   もこの E46 ///M3 なら問題にならない点も特徴の一つだ。

   加給器にはない絶妙なアクセルタッチのレスポンス感のそのフィーリングの虜の人も多い。
   4,000r.p.mを超えた辺りの力強さ、そして5,000r.p.mから一気に吹け上がり343psの世界へ。
   初めて300psオーバーを体感する人は、その回転域ではハンドルを握るその指先にグッと力が
   入る瞬間だ。

   そんなラスト 『シルキー6』 ///M3 がこの E46 モデルなのだ。




       


    ハイテクが存分に注入されている。

   W VANOS を始め、給排気系統の各種センサーからの情報を取り込んだ DMEの指示、警告、
   そしてSMGU というMTなのにノークラッチ、当時では最速の変速となるシフトなど、ハイテク
   が存分に取り入れられている。
   また、ロングドライブにも活躍するアクセル踏まずのドライブコントロール装置、タイヤの空気圧
   低下の警報装置も装着されるなど、直6///M3の中では存分に満載されている。




       


    社外パーツが豊富

   延べ登録台数がもっとも多い ///M3 であったため、部品メーカーがこぞってパーツを製作。その
   ため社外パーツも選択の余地が多数有り、それでも比較的手軽な値段で入手可能となっている。

   販売台数が少ないと、マフラー、ウインカー、テールライト、そしてエアロなど製作メーカーが手を
   出さないか、運良くみつかっても手が出ない価格だったりすることだろう。
   E46 ///M3 は、いくつもいくつもある中から自分の好みをチョイスして、人と同じではない個性を
   演出できるのだ。

       




  


  


  


    NA だからいい

   過日、2週間の間になんと2人のレーサーに愛車のハンドルをゆだね、助手席でインプレを聞く
   機会に恵まれた。 そのうちお一人はプロのレーサーさん。
   場所は山ん中のタイトなコーナーが続く場所と、ハイスピードコーナーの待つ富士スピードウェイ。
   幸運なことに、そのインプをたっぷりと伺えたのだ。

   タイトなコーナー。
   「微妙なアクセルワークが出来るのがいい。 135、335のようにターボでは、トルクこそあれど、
   絶妙に当てる (アクセル加減)のが難しく、競り合い中のコーナーでは特に厳しいと。
   それに引き換え、///M3はやはりMです。
   足全体のしっかり感、タッチ(アクセル)の回答がとてもいい。 走ってて実に楽しい。」 と。

   サーキット。
   この某F氏、レースでも E46 ///M3 を駆って優勝のご経験もあるという。
   車検カーもプロカーも存分に熟知されている方だ。
   「プロカーじゃないのに、ホントしっかりと走ってくれますよね、///M3って。
   アクセル、ハンドルを通じて車と会話できます。これって大事なんですよ。車が体の一部分とな
   って操作も出来、車からの情報も伝わってくる。  速さだけを追求したプロカーじゃなく、数多い
   市販車にあってプロの我々も楽しめる車って、以外と少ないんです。自分の走りとマッチできな
   いと内心では文句タラタラ・・・。  でも///M3って、どの曲面も優等生だから、ここまで出来れ
   ば。。。みたいに納得して走れます。
   ちなみにこのM3、足しっかりと手が入ってますね。」

   貴重なご意見でしょ。



     

     

     

     




   ではここで、E46///M3のオーナーであるこのお二人に話を伺ってみました。





   ■ 新車購入のオーナー代表   Laguさん


 この方、本当に綺麗にして乗られています。いつもピッカピカにして。
 とても大事に乗っていることから、E46///M3の思い入れも強いことでしょう。
 伺ってみます。



 2002年12月25日納車された LagunasecaBlue,6MT,RH の E46///M3 との付き合いも、早い .
 もので丸6年になります。ドライビングポジションに難のあるMT,RHですが、慣れるのにさほ
 ど時間は必要とせず、今ではまったく意識する事無く、自然にドライビングする事が出来ます。
 今回 non☆さん から依頼があり、私から見た ///M3 の魅力について語らせて頂きます。

 もともと国産ターボ車主義者だった私はM3に対する知識がありませんでした。かつてE30M3
 というブリスターフェンダーで武装した、もの凄い車があった事は知っていましたが、E36以降、
 ///M3 という車が存在する事すら知りませんでした。 そんな私と E46 ///M3 との出会いは
 なんと「GT−Rマガジン」でした。
 2002年の9月号に、 「スカイラインGT−R vs 世界最新スポーツカー」 なる記事があり、その
 記事の中に登場していた、ラグナセカブルーの E46 ///M3 に一目ぼれし、展示車を見る事
 もなく、試乗する事もなく、すぐに本国発注!今までの人生の中で、最も高価な衝動買いで
 したが、最も満足感のある買い物であった事も間違いないと思います。



 【E46ノーマルボディとは異なる、筋肉質なボディー】
 さりげなく張り出したフロント&リアのオーバーフェンダー、パワードームを備えるアルミ製ボン
 ネット、Mシリーズを主張するサイドエアダクト、控えめな中にも独特なオーラを醸し出すフロン
 トバンバー。どれをとってみても、美しい曲線で構成され、おもちゃっぽくない、大人の魅力!
 また、上記マガジンに掲載され、私の HN の由来にもなっている、なんとも中途半端な独特の
 ブルーも魅力の一つです。

 【高次元でバランスする車の三大要素】
 ●走る
 M GmbH社製S54 32-6Sエンジンは回転の上昇に比例してパワー感を劇的に盛り上げてい
 く。低回転域がねばり強く、それでいて高回転域でパワーが弾ける。過去にあるシルキーシッ
 クスの面影はなく、どちらかと言えば(良い意味で)獰猛なエンジン。スポーツモード+6連スロ
 ットルによる、カミソリのような切れ味のレスポンス。市街地では踏み込みすぎに注意が必要。
 ダブルVANOS による最適な燃焼効率と低燃費。今まで乗ったどの車よりも低燃費。
 (6年間の平均:7.62km/L ※満タン法により計測)

 ●曲がる高剛性ボディ+前後重量バランス+FR
 これらがもたらす気持ちいいコーナリング。高速道路や峠道はいうに及ばず、市街地で交差点
 を曲がるだけでも刺激が得られる。ステアリングをスッと切り込み、スポーツモードのスロットル
 をチョイと踏み込めば、リアにスッと荷重が乗って、小気味良くコーナリング。ステアリングを戻
 す頃にはエンジンの回転数は3000台にのり、排気管の中で排気パノスが弾ける快感!
 ただしノーマルサスペンションでは、締め上げ過ぎた弊害で、首都高の継ぎ目でピョンピョン跳
 ね、わだちでうねった路面ではモコモコと不快にボディが揺れる。アフターパーツへの交換を勧
 めます。

 ●止まる
 純正仕様では珍しい、迫力ある大口径のドリルドローター。見た目はショボイが、良く効くブレ
 ーキキャリパー。純正ブレーキでも何の不満もありませんが・・・見た目に耐えかね、brenboに
 交換しています。

 【 総 評 】
 私にとって E46 ///M3 は、初めてのまともに所有する輸入車ですが、やはりM社のスピリッ
 ツは国産メーカーとは異なり、「あくまでもドライビングによって快感を得る、速くて気持ちの良
 い車」だと思います。

 具体的に表現すると、車好き(走り好き)のみをターゲットに、五感で感じるフィーリングを重視
 した車作りがなされていると思います。M3のような特殊車両だからこそ、走り好きのみを対象
 に、企画、設計が可能だと思いますが、やはり設計する技術者自身がいわゆる「好き者」、走
 り好きな技術者が自ら創るからこそ生まれるM社のスピリッツは、到底サラリーマンが設計し
 ているメーカーでは真似の出来ない事だと思います。 最近では仕事も忙しく、以前ほど///M
 3に触れていませんが、いつでも走らせられるよう、ピカピカに磨きこんで駐車場で待機してい
 ます。また来年早々には///M3専用ガレージに移転しますので、時間を作ってM3と触れ合
 いたいと思います。

 Lagu@kawamura


凄い! まさに生粋の E46 ///M3 乗り代表のお言葉がギッシリっ !! ありがとうございました。






   ■ 中古入手のオーナー代表   Tetsuさん


 納車決定前から∩o∩に相談があった方です。
 オーナーになってからは、non☆ファミリーにドップリと浸かり、日々///M3との楽しい時間を
 過ごしているもよう。
 伺ってみましょう。 (2008.12月現在)



 Q1.以前の愛車暦などをお聞かせ下さい。
 ・アウディ 80 CC  (‘85 model・LH) ・・・購入時の年齢:20才
 ・アウディ 100 TURBO  (‘87 model・LH) ・・・22才
 ・アウディ 80 1.9E  (‘89 model・LH) ・・・23才
 ・ルノー アルピーヌ V6 TURBO  (‘90 model・MT5速・LH) ・・・25才
 ・BMW E36 320i  (‘93 model・LH) ・・・28才

 最初はアウディ80。当時、欧州では「ファーマー(農家)の車」、と揶揄されてましたが、80の
 女性っぽい雰囲気がとても好きでした。直4縦置きのFFで、確か105馬力程度の(超)非力な
 車でしたが。。。その後も大学生の身分でアウディをとっかえひっかえ、デートカー(?)として
 も愛用してました。(恥)

 社会人3年目(バブル終焉)のある日、アルピーヌV6 TURBO (FRPボディ・ドッカンターボの
 RR) を知り、夢にでてくる位好きになって、無理して新車を買いました。この車、3年程乗っ
 たのですが、さすがフランス車、傷みも相応になりお別れに。。。速いというか、宇宙船に乗
 っているような不思議な感覚を今でも覚えています。

 そして、28歳のとき、初めてBMWとのお付き合いが実現。この黒の320なのですが、実は
 今でも実家で現役です。15年間の走行距離は20万キロに到達しようとしていますが、その
 間、全くといっていいほど、トラブル無く元気に走っています。新車購入時、こんなに長く付き
 合うなんて思いもしませんでしたが。。。

 こうやって並べると、アルピーヌを除いてセダンばっかの独車オンリー。 国産・RHを今まで
 購入したことはありません。しかも何故か車はノーマル主義?で車いじりはしませんでした。
 ドレスアップさえも・・・。 こんな車歴の私が何故、E46 ///M3???


 Q2.購入時、他にも選択肢がたくさんある中、なぜこのE46///M3を選択されたのですか?

 最早、性能やスタイリング・・・云々ではないんです。唯一無二というか、思い起こせば、E30
 のときからずっと、いつかは乗りたいと想い続けていたので、最近になって突然、触手が伸
 びたということではないし、何かと比較してM3を選択したというものではないんです。E36と
 E46 の選択肢はありましたが、E46 のスタイリング(例えば4本出し・・・)が好みでしたし、
 SMGUというデバイスの魅力度からキッパリと E46 ///M3 SMGU の1点買いでした。

 ただ、タイミングは大事でした。例えばプライス。新車で買うならM3のプライスは高くて、
 20〜30代の頃は欲しくともポンと買えるモノではありませんでした。それが、今、中古であ
 れば、E46 でも現実的に検討できるプライスになってきている。また、E90発売以降、後期モ
 デルを含めタマがマーケットに増えてきて、選択の幅が広がったことも挙げられます。加えて
 個人的な部分ですが、許される家庭環境も必要ですよね。子供の同乗を優先した車選択を
 しなくても現状良い、という環境が今ならある。裏をかえせば、自分にとっては E46 ///M3
 に乗るなら、「今しかない」ということでした。

 Q3.実際にオーナーとなって、この車の良い所や気に入ってた所などを聞かせて下さい。
 表面的に言えば、あらためてスタイリングの良さやNAエンジンのフィール感、好き嫌いは別
 れるのでしょうが、見る時々に色の深さが変わって見えるフェニックスイエローのボディカラー
 などなど気に入っている所ばかりですが、やはり、一言でいえば、想像以上に 「所有する喜
 び」 は大きかったですね。長かった分。



 Q4.まだこの車とのお付き合いが始まって間もないですが、その他、カーライフのアイテムと
    してこの車に望みたい、あるいはやりたいことなどは?

 まだ購入して2〜3ヶ月の新米オーナー。正直、まだまだ自分自身のG慣らし期間中。ですの
 で、この車の本質的な素晴らしさを時間をかけてでも自分なりに理解してゆきたいので、大切
 に永く付き合うつもりです。その過程で、同じオーナーさんに出会えて新たな繋がりができた
 り、パーツを装着してモディファイを楽しんだりできれば、自分としては最高にHappyです。
 週末の洗車だって楽しいですよ。大好きなM3であれば。。。

 Q5.最後にご覧のみなさんに一言。
 中古車を買うのが初めて。しかも E46 ///M3。なので、購入決定するまでは正直、不安もあ
 りました。このフェニックスに目星をつけた頃に出会えたのが non☆さん です。これはホント
 に大きかった。的確に背中を押していただけましたから。(笑)
 なにせ、こちらは素人の E46 ///M3選びですから。。。
 サイトを見た時に数時間かけて5〜6年蓄積されたコンテンツを拝見して感動。
 即、メールで 「はじめまして。実は・・・・」 と相談させていただきました。

 なので、これから中古で E46 ///M3の購入を検討されているみなさんに申し上げれることは、

  @E46///M3の購入のタイミングとしては今旬ではないでしょうか。最近の経済環境じゃ、
   中古市場でもプライスが下降気味、且つ、バイサイドが強いのでマスマス宜しいのでは。
   04年以降の高年式で低走行のタマも以前より増えたような気がします。あくまでも素人判
   断ですが。
  A購入したいのだけれど、程度がどうなのかとか、過去、どんな使用をされていたのだろう、
   とか独りで悩まれたり、不安になることがある場合には、是非、その道のオーソリティを探
   してご相談されることを強くお勧めします。自分の場合、non☆ さんに相談しましたが、ま
   わりのフレンドさんたちも E46 ///M3道のプロ(それでご飯は食べられていないですが)
   みたいな方ばかりで心強い限りでした。購入後のカーライフも含めて。。。



   わ、わ、わ、著者との事にも触れて頂いちゃいました (^ ^;;; ありがとうございました。






仲間とのオフミ、ツーリング、コミュニケーションも楽しみの一つですね。









  E46 ///M3 の魅力































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